遅ればせながら、ようやっと見に行きました『天気の子』。
正直『君の名は。』はあまり私には合わず、この作品を楽しめるのか不安でしたが杞憂でしたね。あまりにも一途に、真っ直ぐに陽菜のために突っ走る帆高。例え世界の形を変えてしまったとしても、陽菜と居られる世界を選び「大丈夫」と肯定しきる姿には感心しました。
でも、同時にあの「大丈夫」と肯定しきった世界には大丈夫でない人だって沢山いるはず、そんな状況にした帆高の選択は、人が叶えていいものだとは思えないんです。
天気の子鑑賞。
帆高くんが自らが選んで納得して「大丈夫」に至るのはすごく飲み込めて感動できたけど、それはそれとして東京があんななことになるぐらいならもう出会えず終わって欲しかったよ。— mmr\2019Union@ir㌠ (@Ashtch) August 27, 2019
3年間、雨が降り続き、東京の埋め立てた土地が沈み、そこに暮らしていた人々の生活はどうなってしまったのか。そこまでして陽菜と再会したかった、帆高の願いは余りにも多過ぎる犠牲がつきまとい、人が叶えていいものだとは思えないのです。こんな世界、あなた達にとっては「大丈夫」と言えたって、ほかの人にとってはそうじゃないと、考えられないのか、とすら思いました。
ま、自分がこの作品を見て抱いた感想は、ざっくりまとめるとこんな感じですね。
「お前達の変えた世界って醜くないか? 」