はちゃめちゃなあいつらとのえんを噛みしめる ドンブラFLT感想

きょね〜ん、去年。スーパー戦隊史上、もっともべらぼうででたらめなチームが誕生した。その名は「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」。ラスト1クール切るまで互いに正体がわかっていないメンバーいた。ヒーローとして首を傾げたい点・縦に振りたい点込みで、癖と魅力塗れの登場人物たち。全エピソード脚本を担当した井上俊樹氏による、ツッコミどころとそれを超える面白さが詰まった、唯一のストーリー展開。正にオンリーワンの魅力で数多くのファンを虜にしていった、とさ。

そんな彼らのいわば卒業公演にあたる、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブツアー2023』。私は最終も最終の大阪会場オリックス劇場にて、1日目5月27日13時半開演の公演と、2日目5月28日の大千秋楽公演に参加しました。

もう結論先書きますね。

めっっっちゃくちゃ楽しめた
心から行けて良かったと思えるイベントでした。

まずドンブラをどんだけ好きになったか、ちょっとじゃすまないけど書かしてください。
放送当時から「何じゃこりゃ!」「戦隊でこんなんありなんかい」と思いつつ、ドンブラザーズにしかない魅力に惹かれずにはいられませんでした。
それって、「ああ、欠点抱えたこんな彼らもヒーローになれる、足りえるんや」
という人間の清濁ひっくるめて肯定してくれるとこが、大好きになった大きい理由でした。

あんまりにも好きだから、アイマスMOIW2023ついでにGロッソ素顔の戦士公演を見に行ったり、

その感想記事の締めにあのセリフ書いたり、

先日のデレマスよまつり公演でも、扇子を持ち出す始末です。

ここで話をFLTに戻しまして、ザクっと箇条書きで感想書いてきます。

・第1部のショー「じごくさいばん」、ドンブラ生絞りを直に浴びれてよかった
Gロッソと異なり、脚本が井上敏樹先生なので混沌とどこか優しいまなざしを感じる話でしたね

・1日目の「ブラフェッショナル」
出オチしているタイトルから繰り出される、教授・ジロウ・ソノイの真っ当な一言
そのギャップたら凄まじかった。


・「Don’t Boo! ドンブラザーズ」やっぱええ曲やなぁ…
これでドンブラに一区切りつく寂しさも感じさせつつ、でも挑むこと・縁を結ぶことを肯定してくれるフレーズとウィンさんの歌唱に、元気づけられます。

・千秋楽の「アバターパーティー!ドンブラザーズ!」
席がステージ袖の真ん前だから、キャストの方々が眼前に来てくださってハチャメチャに興奮したー!!!センターも見たいのに目が足りん!!!!!

・井上敏樹先生のサプライズ登壇と挨拶
去年のゼンカイにおける榊原郁恵さんの枠貴方なの!?という驚きと
確かにその枠は貴方以外では務まらないな、という納得が入り混じった不思議な心待ちになりました。
内容も掴み良ければしっかり染み入る内容まで用意してくれて…

そして迎える、本当にキャストからの最後の挨拶。

ツイートでも取り上げたお二方が際立ってですが、やはり1年駆け抜けてきた思いの丈をぶつけられるとクるものがあります。それをじかに聞ける幸せを噛みしめ、彼らがドンブラザーズでよかった、ドンブラザーズでいてくれてありがとうと、感謝と多幸感にあふれる素晴らしい1日でした。

この結わえた”えん”を手繰り寄せ、彼ら9人がそれぞれ輝く姿を見られると信じて
以上で、ドンブラFLT感想記事を締めさせてもらいます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

これで、えんができたな

映画感想 ルパンレンジャーVSパトレンジャー en film (ネタバレ有)

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ストーリー | 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(アンフィルム)

毎年恒例、夏の東映特撮ヒーロー映画二本立て。見てきたので早速感想を書いていきます。

まずはルパパトアンフィルム。ひとことでまとめると、                                             パンっパンに詰め込まれた魅力が、大スクリーンで爆発していました。

 

来日した、ココリコ田中が演じる探偵の命を狙うギャングラー、そいつの持つ「ルパンコレクション」を盗まんとする快盗、そいつらから探偵を護衛する国際警察、といきなり三つ巴のド迫力バトルからの幕開け。「そうそう、これこそがルパパトだよな」と馴染み深い、テレビいつも見ていたようなバトルが大スクリーンで展開か、と思われた矢先、もう一体ギャングラーが割り込み、両戦隊のレッドを捕縛し彼らの根城の世界に攫っていきます。

 

ギャングラーの世界に連れ去られた彼らは、怪人達の猛攻撃で絶体絶命の危機に。       それでもなお、快盗と協力することに抵抗を覚えていたパトレン1号・朝加圭一郎でしたが、ルパンレッド・夜野魁利が発破をかけます。

 

「ここから脱出できなきゃ、 アンタの大切なモン守れねーぞ!!」

 

この一言と、傷を負いながらも自らを助けてくれた快盗と圭一郎は一時休戦、共闘戦線を貼ることになります。                                                                                                           協力せざるを得ない状況を作るため、とはいえ)あんな言葉と行動が出てくる、やってのける魁利くんは、朝加圭一郎ガチ勢すぎて、思わず笑っちゃいましたよ。                               といっても、激突して、(一方的に)人となりを知っていく内に、圭一郎の信念や、絶対に相容れないからこそ解る・信用できるところがあるんでしょうね。                         圭一郎も同じように、絶対に相容れないからこそ信用できる、と思ったのか、元の世界に帰る為、ギャングラーの本拠地に潜入した際文字通り体を貼ります。

一方、元の人間世界でも、両戦隊はレッド不在の穴を埋めるべく、休戦し協力を試みます。しかし、それこそギャングラーの目論見。探偵も怪人であり、レッド不在の内に両戦隊を叩き、手柄を立てんという作戦だったのです!                                            しかしその企ても、両レッドの帰還、両戦隊の連携で打ち砕かれます!

 

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「ただでさえ厄介な快盗と、」

「ただでさえ面倒くさいお巡りさんを、同時に相手取ったんだ。」                                                       

「そう欲張った事こそが、貴様らの敗因だ!!!」

 

「そうそう、これこそスーパー戦隊だよ!」

と、めちゃくちゃ興奮しました。この横並び・共闘がこの映画限り、本編に戻ればまた戦い合うことはわかっている。その一回限りのレアさ、あり得なさがより血を沸きたてます。

後、映画ならではのレアさ満載だったのがロボ戦。CGでスクリーン狭しとグリグリ動き回る!光る翼やローラーダッシュと、ここぞとばかりにメカニカルなギミックを見せまくる!

 

最後まで飽きさせる事なく、一気に駆け抜ける一本。この夏是非ともお勧めしたい作品です。